メニュー

ウルトラセルQ+(HIFU)とは?

[2022.07.05]

皮膚を切らないリフトアップとして近年人気のある施術です。
顎下やフェイスラインのたるみ・もたつきが気になり、顔全体をリフトアップさせたい方、引き締め効果が欲しい方におおすすめです。

HIFU(高密度焦点式超音波)は皮膚の表面からターゲットとするレイヤーに超音波を集束させることで、熱作用によるタンパク質の変性や脂肪溶解作用によりタイトニング、コントアリング(輪郭を強調)とそれに伴うリフティング効果を目的とする治療になります。

カートリッジにより照射方法や焦点深度の違いがあり各々の特徴があります。

照射方法ではドット状に照射をしタイトニングとリフティングを目的として行うものと、リニア(線状)に照射をし熱だまりの形成(バルクヒーティング)により脂肪細胞などに作用し、脂肪減少作用(ボリュームを減らす)によるタイトニングとコントアリングを目的とする照射の方法があります。

ドットカートリッジ

ドット式でのカートリッジはカートリッジ毎の焦点深度により目的とするレイヤーは異なり、真皮もしくはSMAS筋膜層を目的とします。強力に点状に照射を行い真皮や皮膚深部のSMAS筋膜層をタイトニングしゆるみずらい土台をつくっていきます。

1.5㎜,2㎜では主に真皮浅層をターゲットとした毛穴など

3.0㎜では主に真皮深層をターゲットとした皮膚タイトニング効果

4.5㎜ではSMAS筋膜層をターゲットとしたタイトニングによるリフティング効果


施術後は一過性の浮腫が生じることがありますが、比較的早期に引きます。その後、コラーゲンの熱変性から新生が行われて、照射部分のハリ、タイトニング感が出てきます。

個人差があり、直後から効果を実感する方もいれば、約1~2ヶ月かけて徐々に効果を感じる場合もあります。

 

リニアカートリッジ

ウルトラセルQ+にリニアカートリッジを装着することで、従来の点ではなく線状にHIFUを照射することが可能になりました。

線状に照射することで、熱だまりの形成(バルクヒーティング)により脂肪細胞などに作用し、脂肪減少作用(ボリュームを減らす)によるコントアリングとタイトニングを目的としています。ターゲットレイヤーにより皮膚のタイトニング効果を目的とするものもあります。

熱によって破壊された脂肪細胞は血管やリンパ腺を通して排出され、照射箇所のボリュームダウンを期待できます。コントアリング効果により、顎下やフェイスラインをスッキリとさせたい方におすすめの施術です。

2.0㎜では主に皮膚タイトニング効果

4.5㎜では脂肪層をターゲットとしたコントアリングとタイトニング効果

 

頬骨が張っており、頬骨下のコケがある場合や脂肪量がすくない、SMASより皮膚のタイトニングを中心に行ったほうが効果的な方などお顔には個人差があります。

医師の診察により規定のショット数の照射および部位では頬などのコケが悪化する危険がある場合は、最適な照射についてご案内をさせていただきます。(その際は規定のショット数未満となる点はご了承ください。)

お肌の状態によっては、ドットとリニアを併用した照射が適している場合があるため、医師の診察時にご予約とは違う施術のご案内をさせていただくこともあります。

スレッドリフトとの同日併用によるコンビネーション治療が術後のたるみの再発予防に効果的である可能性の報告があり、当院でもスレッドリフトとリニアの同日施術を適応のある方へはおすすめさせていただいております。

注意事項
    • 痛みや熱感、赤み、火傷、神経麻痺が起こる可能性がありあす。特にリニアカートリッジでは赤みと膨疹ができやすく、数日続く場合があります。
    • メイクは直後から可能です。
    • 1回の施術でも効果的ですが、効果を維持したい場合は約3ヶ月毎に施術を受けていただくことをおすすめいたします。

参考資料

川田 暁 編. ステップアップ皮膚レーザー エキスパートのアプローチ. 中外医学社, 東京, 2021

前多 一彦. HIFUによるたるみ治療1 (特集 機器によるたるみ治療).  美容皮膚医学beauty 4(6), 16-25, 2020-6

池田 欣生. ULTRAcelQ+ LinearFirm®を併用したスレッドリフト(G-Lift) (特集 機器によるたるみ治療).  美容皮膚医学beauty 4(6), 57-62, 2020-6

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME